蛍光灯の下で撮影すると黄色い帯のようなものが写ってしまう(フリッカー現象)

先日、オフィスで撮影することがあったのですが、黄色い帯のようなものが写ってしまうことがありました。

シャッタースピード、絞り、ISOは固定のマニュアルで撮っていたので、センサーの故障かと思ってかなり焦りました。繰り返し撮ってみると、写真の上、下、真ん中と黄色い帯がランダムで出てきました。

フリッカー現象とは

実は蛍光灯は、ものすごい速さでついたり消えたり点滅を繰り返して光っています。

その中で撮影すると、光っている時と消えた時の明暗差が写り込んでしまうことがあります。これがフリッカー現象です。

つまり黄色い帯のようなものは、暗くなっている瞬間なのです。

本来撮れるはずの写真

黄色い帯のようなものが写り込んでしまった写真

フリッカー現象を防ぐには

調べて見ると、東日本では1秒間に100回、西日本では1秒間に120回ほどの速さで点滅しています。なのでそれ以上の速いシャッタースピードで撮影するとこの現象が起こってしまう可能性があります。

なので、シャッタースピードを1/100秒より遅くすると、光が十分に取り込めるので、問題なく撮影できます。

もし蛍光灯の中でブラさないように撮影が必要な場合、フラッシュをたくか、別の光源を用意するなど、根本的な対策が必要になってきてしまいます。

最後に

もし室内撮影で、黄色い帯のようなものが写り込んでしまったら、この現象を怪しんでみてください。

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