普通という言葉に惑わされずに、ちゃんとデータを確認する

実際どうなっているかを確認するというのは大事なことだと思っています。
ついそこがおろそかになって判断を誤ってしまうことがあるので、それについて書いていきます。

たとえばこんな場合

「ふつうは…」
「いまどきは…」
「世の中的には…」
「一般的に言われてるのは…」
なんて言われてしまうと、そうかなと思ってしまうことがありますよね。

例えば
– モバイルファーストでデザインする人の割合 : 60%
– IE8は対応してない人の割合 : 70%
みたいなデータがあったとします。(※ 数値は適当です )

それを見た、とある人が
– 「普通もうみんなスマホからつくるよなー」
– 「世の中的にはもうIE8なんて使わないよな、うちもIE8対応やめるかー」
なんて感じで流されてかもしれません。
一般的にはもうIEなんて使ってないしスマホだよスマホ、と。

そしてそれを聞いた人も、データもあるしだったらそうしようと思ってしまいます。

自分のサイトではどうなのか?

でもちょっと待ってください。

その情報を見たからと言って、あなたのサイトでそれをやる必要があるかと言ったら、必ずしもそうではありません。

なぜだかわかりますか?
– 「世の中的にスマホが普及してきてるんだし、モバイルファーストがいいでしょ」
– 「もうIE8なんて使ってる人いないし、対応しなくていいよ」
と思う方もいるかもしれません。

たしかに、スマホが普及してるし、IE8も減っていると思います。
ただ、あなたのサイトではどうでしょうか?

– もしスマホより、PCのほうがトラフィックが多かったら?
– もしIE8でアクセスしている人が数多く存在したら?
こんな感じで、自身のサイトがさっき見たデータと大きく違っていたら。

– PC向けにデザインを頑張ったほうがいいかもしれません。
– IE8で表示崩れなどないように対応したほうがいいかもしれません。
– もしくはブラウザのアップデートを促すようなことをするとか?

ECサイトで、月の売上が1億円のサイトがあったとして、IE8から購入してる売り上げの割合が20%あった場合、さっきのデータを参考にIE8を切り捨てて、表示崩れどころか買えなくなってしまった場合、20%、つまり毎月売上2,000万円減ってしまう可能性もあるのです。

最後に

世の中の傾向を知るのも大事です。
そして、自分のサイトのデータをしっかり把握することはもっと大事です。

実際どうなっているのかを把握したうえで、行動するようにしたいです。

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